司法試験受験生への応援メッセージ
司法試験受験生への応援メッセージ
琉球大学法科大学院教員一同
久保田光昭法科大学院院長からのメッセージです。
これまでの努力が必ずや実を結ぶと信じて司法試験に臨んでください。ご健闘を祈念しています。
武田昌則法科大学院副院長からのメッセージです。
真面目に頑張ってきた学修は
きっと実るはず。
これからも
後ろを振り返ることなく
必ず合格するという信念をもって
歴史を創れ。
(以下はアイウエオ順です)
井上禎男先生からのメッセージです。
司法試験には小テストもレポート評価も平常点もありません。論文試験は書かれている内容がすべて。行政法は他の科目に比べて圧倒的にやるべきことが多いはず。限られた時間のなかでの出たとこ勝負の法解釈能力(実力)が問われています。
解答に際しては、必ず条文根拠を明確にして、必要不可欠な「仕組み解釈」を徹底してください。答案構成にかける時間と配点も見据えて核心を見極め、絶対に落としてはならない点を落とさずに上手く本質を突いてください。
細心の注意を払って法令(資料)を読み込み、事実関係を精査する。感性を研ぎ澄ませて緊張感を維持しながら、真摯に出題者の意図に向き合ってください。そのうえで過不足なく書ききること。単に不足なくではなく、過不足なく。これがこれまでの努力の集大成です。
内栫博信先生からのメッセージです。
自信をもって試験に臨んでください。わからない問題が出題されたとしても必ずなんとかなります。なので、決して慌てないでください。最後は精神力です。根拠がなくても構いませんので自信を持ってくださいね。
齋藤実先生からのメッセージです。
ただただ不安な気持ちだと思います。体調が悪いと感じている人もいるかもしれません。私も「気が付いたら6月になっていたらどんなに良いだろう」と何度も何度も祈り、試験前は歯が痛く、微熱があるような気がしました。ついに試験前日は緊張のあまり一睡もできませんでした。ただ、司法修習で周りの友人に話したら、みんな同じような話をしていました。万全の体調で試験に臨む人などいません。
まずは試験場の席に座っている自分を褒めてあげて下さい。法科大学院の入学準備をし、法科大学院で学び、司法試験の勉強をし、試験場にたどり着くまでの過程がどれほど長かったか。人生をかけた時間を過ごしてきたはずです。また、自分の努力とともに、周りの支えてくれた方々いらして初めてこの場にたどり着いたはずです。
もう一つ考えていただきたいのは、今、人生最高のチャンスが目の前にあることです。司法試験はプレッシャーの場であるとともに、チャンス、しかも人生最高のチャンスを与えてくれる場です。プレッシャーに押しつぶされそうになったら、今、大きな晴れ舞台に立っていることを噛みしめて下さい。
試験が始まったら、やることは一つです。「設問に答える」。司法試験で問われている究極はこれです。司法試験で受かるのは、自分が用意してきた論点を書く人ではありません。設問に素直に答える人です。8科目いずれも設問に答えることをまず第1に考えてください。私は8科目全て、設問をオウム返しにして答えました。これを心がけるだけでも、点数が必ず上がります。
そして、短答が大の苦手だった私から、短答突破のコツを一言。「出来ると思った問題を全て正解する。」出来ると思える問題がいくら少なくても構いません。出来ると思った問題を全て確実に取ってください。少しでも時間が余ったら、出来たと思った問題を見直してください。合格の可能性は飛躍的に上がります。
私は、試験場でガタガタと震えながらも、「負けたくなかったら強くなる」と思っていました。皆さんが試験場で心の強さを出せることをお祈りしています。
三明からのメッセージです。
試験前日は翌日の準備をしっかりしましょう。試験場までのルートも含めて、当日の朝、迷ったり不安になることがないようにしましょう。
前日の夜は早めに、ぐっすり寝るようにしましょう。万が一、眠れなくても目を瞑って休むだけでも頭と体は休まるものです。
当日は、問題をよく読み、出題意図をよく考え、時間配分を考えて書き始めましょう。難しい問題は他の受験生もうまく書けないはずなので、動揺する必要はありません。基本をしっかり押さえて、ともかく結論まで書き切りましょう。無心で問題を解けば、結果は自然とついてくるものです。
秋の合格祝賀会で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
宮城哲先生からのメッセージです。
〇琉球大学法科大学院の修了生は司法試験に合格できる力は十分持っています。大切なのは,絶対に合格するという強い気持ちとどうやって合格点をとるかという冷静な戦略です。これから本番に向けて次のことに気をつけてください。
①絶対合格するという強い気持ちを持ち,試験前や試験中に何が起ころうがそれを言い訳にせず,最後まで合格をあきらめず全力を尽くしてください。
②本番で失敗はつきものです。多少失敗しても合格できるので,ミスを引きずらず,すぐに切り換えて次やるべきことに集中しましょう。
③論文式試験は,まずは問いに答えることが大切です。考えたことのない問題や難しい問題も出ます。しかし,それは応用力を試しているのであって,知らないのは当然であり,正しい答えもありません。問題文をよく読み,問いに答える過程で,問題となっている条文・判例等の基礎的知識があることを簡潔に示しつつ,応用問題では事案に即した悩みをみせて条文や判例の趣旨から法律家らしい一応の思考ができることを示せれば十分合格できます。とにかく条文と事実を重視し,問いに答えることが大切ですので,そのことを忘れないようにしてください。
④短答式試験は,満点を取る必要はないので,解らない問題に時間をかけず,解る問題を確実に正解することを心掛けるといいと思います。
⑤合格の可能性を高めるためには,勉強以外のことへの配慮も重要です。感謝の気持ちをもって生活し,特に体調管理等には最善を尽くしてください。
皆さんの合格を心からお祈りしています。
矢野からのメッセージです。
皆さん、今年も司法試験が始まります。Covid-19の流行も3年目になりました。琉球大学の受験生の皆さんは、感染対策に気を遣いながら勉強をしてきた上に、それぞれ飛行機に乗って、会場近くの宿泊場所に行くことになるかと思います。ここまで本当に大変だったと思っています。
ここまで来たのですから、あとは実力を出し切るだけです。前日にやることを決めておく等して、それが済んだら後は身体を休めましょう。睡眠、休息が免疫力を高めます。ですから、ホテル等の滞在先で、ご自身の体調やリズムと相談しながら、可能な限り睡眠を取ってください。緊張して寝られなくても、手足を伸ばして横になるだけで大丈夫です。
そして会場で、試験問題を開いたら、あとは最後まで決して諦めないでください。問題への向かい方は多くの先生方がアドバイスしてくださっています。それを是非読み直してください。落ち着いて、問題文をよく読んで、出題者の意図にのっていきましょう。皆さんに難しい問題は他の人達にも難しいんです。大丈夫。
挫けそうになった時は、今までのつらかった日々、そして沖縄で応援しているたくさんの顔を思い出してください。心から応援しています。
吉田英男先生からのメッセージです。
お勉強お疲れ様です。他の先生方が周到なアドバイスをしているので、私が追加で言うことはありません。直前に体調を崩したりしないよう、健康に気をつけて下さい。
ご健闘をお祈りいたします。