GLOCAL 地域にこだわりつつ世界を見つめる法曹になる
琉球大学法科大学院は、専門職大学院として、法曹になるために必要な学識及び能力を培うための司法試験科目をはじめとする充実したカリキュラムを用意し、指導力豊かな教員陣を擁しています。
しかし、本法科大学院の提供する法学教育の特色はそれだけではありません。教育理念である「地域にこだわりつつ世界をみつめる(GLOCAL)」法曹の育成を目指し、他校にはない独自の科目を設置しています。
沖縄には大小様々な法的課題があります。地域の法的問題を発見し、その解決・救済に貢献できる法曹を育成するため、「日米関係」、「米軍基地法」、「沖縄企業法」、「沖縄金融法務」など沖縄ならではの科目を開講しています。また「クリニック」の授業では、離島等での無料法律相談を実施し、地域に貢献する教育・研究活動を行っています。
沖縄は歴史的に多くの外国と交流・接点を持ってきた国際性豊かな土地です。沖縄から世界に羽ばたいていく国際性豊かな法曹の育成も本法科大学院の課題であり、それを目指した科目も多く開講しています。例えば、「法律基礎英語」、「アメリカ法」、「アメリカ憲法」、「日米関係」、「中国法」、「国際法」、「国際人道法」、「国際私法」、「国際取引法」、「英米法研修ハワイプログラム」、「台湾研修」があります。
中でも、英米法研修ハワイプログラムでは、実際にハワイに2週間滞在し、ハワイ大学ロースクール(William S. Richardson School of Law)で英米法の基礎科目について講義を受けるもので、本法科大学院が開校した2004年から継続して実施しています。また特に高い国際性を身につけたい方のために、インターナショナル・ロイヤー・コースも設置しています。