教員情報

<「教員一覧」に戻る YANO, Emi

氏名

矢野 恵美(YANO, Emi)

職名 教授
SDGs
担当科目 【法科大学院】
刑法各論Ⅰ・Ⅱ
刑法演習Ⅰ・Ⅱ
刑事法応用演習
刑事政策
SDGsと法(ジェンダーと法)
性の多様性の尊重と法
英米法研修ハワイプログラム

【学部】
特修刑法各論Ⅰ・Ⅱ
特修刑法演習
刑事政策
受験生にひとこと 琉球大学法科大学院は、きめのこまかい個別指導が特徴です。勉強面では沖縄弁護士会の支援がとても厚いですし、経済面では大学のみならず、地元企業や様々な皆様からの奨学金制度も充実しています。
沖縄少年院・女子学園との協定による少年院におけるエクスターンシップや、那覇市・浦添市と協定を結んだ性の多様性の尊重に関する取り組み等、日本でここでしか体験できない内容も多く提供しています。琉球大学法科大学院では、修了後の皆さんの進路も視野に入れた講義や講演等の提供にも力を入れています。
琉球大学法科大学院かいめんそーりよ。
取得学位 修士(法学)
略歴 <学歴>
慶應義塾大学法学部法律学科卒業
早稲田大学法学研究科修士課程修了
慶應義塾大学法学研究科後期博士課程退学
ストックホルム大学大学院犯罪学科客員研究生

<職歴>
慶應義塾大学法学部・法学研究科非常勤講師
東北大学ジェンダー法・政策研究センター研究員
東北大学国際高等融合領域研究所助教
琉球大学法科大学院准教授等を経て
琉球大学法科大学院教授(現職)

<実務経歴>
◇琉球大学内
 琉球大学ヒューマンライツセンター長(2024年度~)
 琉球大学プライドオフィス室長(2023年度~)
 琉球大学学長補佐(ハラスメント防止担当) (2019年度~)
 琉球大学ハラスメント相談支援センターセンター長(2017年度~)
 琉球大学ハラスメント相談支援センター副センター長(2015年度・2016年度) 
 
◇沖縄県の各地方自治体等
 ・DV防止法に基づく基本計画策定等委員会委員長
 ・沖縄県困難な問題を抱える女性への支援のための施策の実施に関する基本的な計画(仮称)策定委員会委員長
 ・沖縄県犯罪被害者等支援審議会会長
 ・沖縄県再犯防止推進計画検討委員会委員
 ・那覇家庭裁判所家庭裁判所委員会委員(~2021年度)
 ・国立病院機構琉球病院倫理員会委員
 ・国立病院機構琉球病院治験審査委員会委員
 ・沖縄県精神医療審査会委員(~2015年度)
 ・那覇市男女共同参画会議会長(~2020年度)
 ・北谷町男女共同参画会議会長
 ・宜野湾市男女共同参画会議副会長
 ・沖縄市男女共同参画会議副会長
 ・浦添市男女共同参画会議委員
 ・西原町男女共同参画懇話会委員(~2012年度)

◇その他
 ・法務省矯正局 刑事施設の運営業務に係る民間競争入札事業者選定委員会委員(2020年度)

<社会貢献活動>
◇少年院における被害者視点教育
これまでの実施施設:月形少年院、青森少年院、青葉女子学園、置賜学院、榛名女子学園、愛光女子学園、市原学園、多摩少年院、広島少年院、貴船原少女苑、福岡少年院、筑紫少女苑、沖縄少年院、沖縄女子学園等
主要な研究テーマ 刑事法 被害者学 北欧法 ジェンダー法
主要な著作 <本>
◇『女性犯罪研究の新たな展開』 共著 尚学社(2023年)
◇『家族の変容と法制度の再構築』 共著 法律文化社(2022年)
◇『性犯罪規定の比較法研究』 共著 成文堂(2020年)
◇ 『憲法の普遍性と歴史性 辻村みよ子先生古稀記念論集』 共著 日本評論社(2019年)
◇『刑法各論判例インデックス』 共著 商事法務 (2016年)
◇『沖縄ジェンダー学第2巻』 共編著 大月書店(2015年)
◇『性犯罪・被害』 共著 尚学社(2014年)
◇『法はDV被害者を救えるか』 共著 商事法務(2013年)
◇『新基本法コンメンタール 刑法』 共著 日本評論社(2012年)
◇『私たちがつくる社会』 共著 法律文化社(2012年)
◇『レクチャージェンダー法』 共著 法律文化社(2012年)
◇Gender and Law in Japan. 2007. Miyoko Tsujimura & Emi Yano (eds.), Tohoku University Press: Sendai
◇『刑法総論判例インデックス』 共著 商事法務 (2011年)
◇『修復的司法とは何か』 共著 新泉社(2003年)

<解説等>
◇「学界回顧」『法律時報』1041号(2011年12月)、1029号(2010年12月)、1016号(2009年12月)ジェンダー・刑事法担当

<論文・報告書等>
◇「スウェーデンにおける罪及び面前罪について」『千葉大学法学論集』39巻1号(2024年)29頁-47頁
◇「スウェーデンの刑事政策は大転換するのか」『ジュリスト』1600号(2024年)97頁
◇「受刑者を親にもつ子どもについて考える」『刑法雑誌』第63巻第2号(2024年)269頁ー285頁
◇「教員によるわいせつ行為等の懲戒処分歴と賞罰欄への記載要求について」『琉大法學』第109号(2024年)1頁ー22頁
◇「スウェーデンにおけるジェンダー主流化、女性犯罪者処遇、女性被害者施策」『法務総合研究所研究部報告』66(2024年)293頁ー325頁
◇「琉球大学法科大学院における研究と実務の架橋ー研究者教員にできることー少年院におけるエクスターンシップ・性の多様性の尊重」『法曹養成と臨床教育』No.16(2024年)101頁ー107頁
◇「受刑者を親にもつ子ども(拘禁者を親にもつ子ども)への刑務所の対応」後藤弘子・宮園久栄・渡邊和美・柴田守編集代表『女性犯罪研究の新たな展開』尚学社(2023年)195頁ー220頁
◇「受刑者を親にもつ子どもたちのための冊子づくり」共著『刑政』第134巻第4号(2023年)110頁ー117頁
◇ジェンダーの視点から見た京都コングレスと第4次犯罪被害者等基本計画ーSDGs、ジェンダー主流化と被害者政策ー『被害者学研究』第31号(2022年)
◇「暴力とジェンダー」二宮周平・風間孝編『家族の変容と法制度の再構築: ジェンダー/セクシュアリティ/子どもの視点から』(2022年)法律文化社
◇「親密圏における暴力の犯罪化の意義と困難さの克服方法に関する一考察」『琉大法学』第104号(2021年)39頁ー56頁
◇「スウェーデンにおける2018年性犯罪規定改正の背景」『ジェンダーと法』第18号(2021年)121頁ー137頁
◇「スウェーデン刑法における性犯罪規定の変遷」樋口亮介・深町晋也編著『性犯罪規定の比較法研究』成文堂(2020年)575頁-636頁
◇「ノルウェーにおける性の多様性の尊重から学ぶこと」『ジェンダー法研究』第7号(2020年)69頁―88頁
◇【翻訳】「【講演】ノルウェーはなぜ性の多様性を尊重できるのか」矢野恵美・齋藤 実『ジェンダー法研究』第7号(2020年)89頁―98頁
◇「SDGs、CSRの一環としての『性の多様性の尊重』」『月刊経営』(2020年)10頁-15頁
◇「ジェンダーの視点から見た刑務所―男性刑務官の執務環境とセクシャル・マイノリティ受刑者の処遇」山元一・只野雅人・蟻川恒正・中林暁生編『憲法の普遍性と歴史性 辻村みよ子先生古稀記念論集』日本評論社(2019年)357頁-386頁
◇「国連ヨーロッパ犯罪防止研究所(フィンランド)とカウコ・アロマー」『刑政』130巻10号(2019年)68頁ー72頁
◇「スウェーデンにおける買春対策―刑法における「性的サービスの購入罪」規定の意義― 『ジェンダーと法』No,16(2019年)50頁ー61頁
◇「トランスジェンダー受刑者の処遇」『ジェンダー法研究』第5号(2018年)155頁―172頁
◇「日本の女性刑務所が抱える問題について考える」『慶應法學』第37号(2017年)107頁-124頁
◇「性の多様性と家族―スウェーデン、ノルウェーの法制度から」『神奈川大学評論』第88号(2017年)41頁―53頁
◇「スウェーデンにおける受刑者を親にもつ子どもへの配慮について (小特集 犯罪者を親にもつ子どもについて考える)」『法律時報』第89巻6号(2017年)78頁-81頁
◇「受刑者を親にもつ子どもについて考える」『刑政』第128巻第1号(2017年)14頁-29頁
◇「トランスジェンダー受刑者の抱える法的問題-スウェーデン,ノルウェーを中心に」『季刊刑事弁護』89号(2017年)77頁―83頁
◇「ジェンダーの視点から見た刑事政策」『法学セミナー』737号(2016年)30頁-37頁
◇「スカンジナビア諸国における犯罪学教育と刑事司法-スウェーデンにおける犯罪学教育-」『犯罪学雑誌』第82巻第2号(2016年)52頁―57頁
◇「受刑者なのか患者なのか:医療と刑罰の間」『刑政』第126巻第7号(2015年)14頁-25頁
◇「児童買春・児童との性的行為による児童の性の搾取について ―スウェーデンにおけるインターネットを通じた児童への性的接触に関する立法を参考に―」『琉大法学』第93号(2015年) 39頁-54頁
◇「英国の女子被収容者マネジメントに学べること」『刑政』第125巻第12号(2014年)42頁-57頁
◇「海外における女性受刑者処遇の状況」『女たちの21世紀』80号(2014年)22頁-26頁
◇「正当防衛成立要件の再考」『法學(東北大学法学会)』第77巻第6号(2014年)215頁-235頁
◇「北欧における性犯罪規定とその対策」『罪と罰』第53巻1号(2013年)21頁-37頁
◇「スウェーデンにおけるジェンダーの視点から見た受刑者処遇」『犯罪と非行』176号(2013年)153頁-176頁
◇「海外における女子受刑者処遇の状況」『法律のひろば』平成25年8月号(2013年)30頁-36頁
◇「刑罰・保護処分は何を目指すのか~北欧諸国の刑事政策から見えてくるもの~」『北海道矯正』第48号(2012年)4頁-40頁
◇「ノルウェーの刑事政策の現状と2011年の大規模テロ事件」(共著)『刑政』第1123巻第6号(2012年)60頁-74頁
◇「スウェーデンにおける国による被害者対策と「女性に対する暴力」への対策」『被害者学研究』第22号(2012年)67頁-82頁
◇「差別・ハラスメントと刑法」町野朔他編『岩井宜子先生古稀祝賀論文集 刑法・刑事政策と福祉』尚学社(2011年)
◇「PFI刑務所第一号美祢社会復帰促進センターにおける受刑者調査から見えてくるもの」(共著)『刑政』112巻3号(2011年)22‐34頁
◇「スウェーデン――女性の安全法からDV加害者更生プログラムへ――」 岩井宜子編『ファミリー・バイオレンス【第2版】』尚学社(2010年)294頁-315頁
◇「ハラスメントと差別に関する規定の可能性」『犯罪学雑誌』第75巻第6号(2009年12月)173頁-178頁
◇「ノルウェーの取組の特徴と日本への示唆-女性の参画から男女共同参画へ-」内閣府男女共同参画局『諸外国における政策・方針決定過程への女性の参画に関する調査-オランダ王国・ノルウェー王国・シンガポール共和国・アメリカ合衆国-』ノルウェー担当(2008年)90頁-106頁
◇「犯罪被害者の法的地位――スウェーデンの被害者弁護人制度を中心に――」『法学研究(慶応義塾大学法学研究会)』80巻12号(2007年)507頁-536頁
◇「国による被害者対策についての一考察―スウェーデンの被害者弁護人制度を中心に」被害者学研究17号(2007年)67ー82頁
◇「世界の被害者学(第10回)スウェーデンにおける被害者政策の発展」被害者学研究11号(2001年)61ー71頁
◇”Violence against Women in Japan: Contemporary Challenges” in Gender and Law in Japan. 2007. Miyoko Tsujimura & Emi Yano (eds.), Tohoku University Press: Sendai: pp.189-216.
◇「福祉国家スウェーデンと犯罪」共著 東洋大学社会学部紀要 第37-1号(1999年) 

<受賞歴>
◇犯罪学会学術奨励賞・2007年
◇東北大学男女共同参画奨励賞(沢柳賞)・2005年

<主な所属学会>
日本刑法学会
日本犯罪社会学会
日本被害者学会
日本司法精神医学会
日本司法福祉学会
臨床法学教育学会
警察政策学会
矯正教育学会
(沖縄法政学会)
ジェンダー法学会(理事)

日本学術会議連携会員

* 更に詳しくは「琉球大学研究者データベース」をご覧ください。 ** またSDGsについては「国際連合広報センター:持続可能な開発目標(SDGs)とは」をご覧ください。 *** 教員の多くが着用しているのは沖縄のかりゆしウェアです。かりゆしウェアは、沖縄の伝統染織物、文化や自然等をモチーフにしたデザインが特徴で、沖縄では性別によるこだわりなく、皆さんがカラフルなデザインを着用しています。亜熱帯気候の沖縄にある琉球大学法科大学院では多くの教職員が学内外でかりゆしウェアを着用しています。また、教員が着用しているポロシャツは、当法科大学院のロゴをデザインした太田浩司氏による、レインボーフラッグをあしらったオリジナルデザインです。    

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