性の多様性の尊重
琉球大学法科大学院のアドミッション・ポリシーは「地域にこだわりつつ、世界をみつめ、性の多様性を尊重する法曹の育成」です。私達は2016年4月に性の多様性の尊重を宣言し、日本の法科大学院で唯一性の多様性も尊重を宣言する法科大学院となりました。私達は全ての学生、全ての教職員の性の多様性を尊重します。誰もが学びたいと思う、誰もが働きたいと思う法科大学院を目指して。
性の多様性の尊重に向けた取り組み 特集ページ琉球大学法科大学院のアドミッション・ポリシーは「地域にこだわりつつ、世界をみつめ、性の多様性を尊重する法曹の育成」です。私達は2016年4月に性の多様性の尊重を宣言し、日本の法科大学院で唯一性の多様性も尊重を宣言する法科大学院となりました。私達は全ての学生、全ての教職員の性の多様性を尊重します。誰もが学びたいと思う、誰もが働きたいと思う法科大学院を目指して。
性の多様性の尊重に向けた取り組み 特集ページ琉球大学法科大学院は、2016年に那覇市と、2017年に浦添市と性の多様性の尊重に特化した協定を結んでいます。 協定の内容として、協働で講演会を実施したり、無料法律相談を実施したりしています。また、浦添市のために「性の多様性を尊重する社会を実現するための条例」案を作成し、2019年2月には浦添市松本哲治市長に手渡しました。本条例は2021年3月に浦添市議会で成立し、同年10月に施行予定です。法科大学院が条例案を作成するのは日本で初めてです。詳しくは「これまでの主な取り組み・出来事」のページをご参照ください。
2021年度も世界中でCovid-19が猛威をふるっています。沖縄県では2021年5月21日に出された緊急事態宣言が延長に延長を重ね、9月30日までとなっています。そのような中、残念ながら沖縄では、検査で判明する陽性者数が日々更新されています(以上、2021年9月9日現在)。
琉球大学法科大学院では、2020年度から教員会議をオンラインに切り替え、2021年度もこの方針を継続しています。多くの講義でもオンラインを活用し、体調不良の方、濃厚接触者の方、感染予防のためにオンラインを希望する方達も安心して講義が受講できるよう配慮してきました。一方、オンライン環境の確保が難しい学生の皆さんは、教室でのオンライン受講も可能となっています。2021年度の新入生の皆さんは、入試にもオンラインが活用され、入学後もオンライン受講が予想されましたし、2年生以上の皆さんは2020年度の経験があったため、2021年度の授業進行は非常にスムーズに行われています。
2020年度に引き続き、私達教員の悩みは、オンラインの活用が、学生の皆さんの学びの機会を奪ってしまうことにならないかと言うことでした。法科大学院の学生の皆さんは司法試験合格を目指す方が多く、公務員試験や企業への就職を目指す方もたくさんいらっしゃいますが、いずれにしても、非常に厳しい、勉強漬けの日々を過ごします。そんな時、学生同士で話し合ったり、励ましあったり、一緒に勉強したりすることは大きな心の支えです。特に、1年生の皆さんは、同級生と一緒に学ぶ機会が全くない状態になってしまっています。しかし、今回、学生の皆さんの学ぶ機会と天秤にかけられたのは、学生の皆さん、そしてそのご家族の「命」でした。私達にとって一番大切なことは、大学での感染を防ぎ、皆さんの命を守ることです。そこで、私達は、2021年度もオンライン講義の活用を選択しました。感染状況が改善する気配の見えない沖縄において、皆さんの命を守るためにしたこの選択は間違っていなかったと確信しています。
議論に議論を重ね、また沖縄の状況に鑑み、2022年度入学の皆さんへの入試説明会、入試はオンラインを活用しています。しかし、これは、今は沖縄県、あるいは日本に住んでおられない方でも入試説明会にご参加頂く事ができ、さらには入試を受けて頂くことができることにもなります。まずは入試説明会にご参加頂くことで琉球大学法科大学院の魅力を感じて頂けましたら幸甚です。
今後も、学生の皆さん、ご家族の皆さん、そして教職員の命や安全を守ることを最重要な目標として、最良の方法を模索しながら、対策を進めていきます。2022年4月に新入学生の皆様とお目にかかれるのを楽しみにしています。
▶画像上:各所に設置された消毒液
▶画像中:ハイブリッド型オンライン授業の施設
▶画像下:教職員会議もオンラインで実施しています。