2023.08.03 重要 その他

2023年度後期・法務学修生の申請について

2023年度後期・法務学修生の申請についてお知らせいたします。

申請を希望する場合は、申請書等を8月25日(金)17時までに、法科大学院係へ提出して下さい。

なお、申請しない場合は、法務学修生自習室及び資料室、附属図書館(貸出)、情報処理センター(ユーザーIDの付与)の利用ができなくなりますので、その旨 ご了承下さい。

提出書類等についてはこちらをご覧ください。

2023.07.10 重要 司法試験と進路

【受験生への応援メッセージ⑬ 矢野恵美】

【受験生への応援メッセージ⑬ 矢野恵美】

ここまで本当に大変だったと思います。

不安で寝られないという方もいるかもしれません。

大丈夫です。寝られなくても必ず横になって身体を休めてください。

本番になって、知らない、わからない問題が出るかもしれません。

大丈夫です。あなたが知らない、わからないことは、多くの受験生も同じはずです。

深呼吸をして問題をよく読んでください。そこに必ずヒントがあるはずです。

刑法に関しては、書く犯罪を決めたら、必ず定義とあてはめを書いてください。

途中答案にならないよう、時間配分を決め、メリハリはつけつつ、1つ1つ書いていきましょう。

 

皆さんを心から応援しています。

2023.07.09 重要 司法試験と進路

【受験生への応援メッセージ⑫ 白木敦士先生】

【受験生への応援メッセージ⑫ 白木敦士先生】
今年4月に本研究科に着任した白木敦士(しらきあつし)と申します。
司法試験受験を前に、大変緊張されていることと思います。私も、10年以上前になりますが、司法試験を受験しました。試験日が近づくにつれて気持ちが焦り、不安は増加し、ストレスフルな日々を過ごしていました。今思い返しても胸が苦しくなります。
皆さんにお伝えしたいことは、たくさんありますが、4点に絞ってお伝えさせていただきます。
第一に、「準備不足を受け入れた上で、それを力に変える」ということです。
私は、私自身も含めて、「十分な準備を終えて司法試験の受験にチャレンジできた」という合格者を誰一人知りません。結果的に優秀な成績で合格する人であっても、それぞれの不安を抱えながら、試験に臨んでいます。そして、傲慢な受験生は、その不安を、「しったかぶり」の答案を書くことで誤魔化そうとします。他方で、謙虚な受験生は、その不安を、「虚心坦懐に問題を読み、条文や基本的理解を出発点とする答案を書く能力に変換することができます。私は、本研究科に着任して僅か2ヶ月ですが、皆さんの優しさ・謙虚さに触れる機会を多くいただきました。準備不足で司法試験に臨むことに対して、不安に思う気持ちはよくわかります(私も、「民訴の多数当事者訴訟が出たら嫌だな、、、」「素因変更が出題されたらどうしよう、、、」などと祈っておりましたので)。「不安感」は辛い感情ですが、不安を感じること自体を否定する必要は全くありません。皆さんの不安は、誠実な態度で試験に臨むことにより、司法試験の得点に変換され得るということを、自信を持ってお伝えします。
第二に、「受験中に、悪魔の瞬間は必ずやってくる。それを予期しておく。」ということです。
受験中には、「どのような論点について書けば良いか分からず、逃げ出したくなる」悪魔の瞬間が必ず訪れます。本番で辛くなった時、「これが、白木が言っていた『悪魔の瞬間』か」と、私のメッセージを思い出してください。予期することで、心の余裕が生まれます。そして、この悪魔の瞬間の対応こそが、勝負どころです。問題文の事実と、事実に関連しそうな条文を、目を皿のようにして精読し、皆さんの丁寧な性格を、試験委員に示して差し上げてください。なお、これは、私の受験時に、ロースクールの先生からいただいたメッセージです。そのおかげで、私自身も、受験中に悪魔と戦う力を得ることができました。
それでも、何を書いて良いか分からない場面に出くわすかもしれません。
どうぞご安心ください。その一問で合否は決まりません。司法試験は、総合点での勝負です。全ての科目の全ての論点で「ヒット」を打ち続けることなど幻想です。司法試験は、全ての科目で平均点を獲得すれば、余裕を持って合格できる試験です。「アウト」になってしまった時にネガティブな感情になるのは当然の反応ですが、その都度、心のハサミでしっかりと断ち切り、次の打席に臨んでください。全ての打席は独立しています。「気持ちを引きずらない」能力は、とても重要です。
第三に、「たかが司法試験」という割り切りです。
クイズを一題出題させていただきます。
フランクリン・ルーズベルト(第32代米国大統領)、カマラ・ハリス(現米国副大統領)、ヒラリー・クリントン(元米国国務長官)、ミシェル・オバマ(第44代米国大統領夫人)の共通点をご存知でしょうか。共通点は、3つあります。
「弁護士資格を持っていること」が最初の正解です。
が、それだけではありません。「司法試験に不合格となった経験があること」が、もう一つの正解です。
ご存知の通り、米国の司法試験の合格率は、日本と比べてとても高いです。州によっても異なりますが、彼ら・彼女らの周囲では、ほぼ全員が試験に合格していたはずです。
合格率が非常に高い司法試験と聞くと、日本の我々にとっては羨ましくも思えます。しかし、「受かって当然」の試験となりますので、その分、受験生の肩にかかる重圧も大きくなります。彼らが、これまで優秀な成績を修めてきたであろうことを考えると、不合格が判明した際のショックはとても大きかったと想像できます。
彼女らにとっても、司法試験の受験自体は、とても緊張した経験であったはずです。ですが、勇気を持って受験したからこそ、不合格という結果があるという事実を忘れてはいけません。ここで、三つ目の共通点として、彼女らが「不合格を恐れずに司法試験に挑戦したこと」を挙げることができます。皆さんが、不安な中で、勇気ある第一歩を踏み出されること自体に、大きな意義があると信じています。
もう一つ重要なことがあります。
おそらく皆さんの中で、このクイズに正解できた方は殆どいないのではないかと思います。いま世界中で、彼女らの不合格経験に目を向ける人など、誰もいません。同様に、皆さんの将来のご活躍を考えた時、皆さんの司法試験の受験歴に目を向ける人など誰もいません。このメッセージをお読みの皆さんは、試験を前にとても緊張した時間を過ごされていることと思います。時には、「たかが司法試験」であることを思い出し、司法試験受験を、皆さんの長い人生の中で相対化して捉えることで、できるだけリラックスして試験に臨まれることを願っています。
さいごに、司法試験の受験に臨む皆さんは、「代表選手」であることを思い返していただきたいと思います。
私は、F1レースには全く詳しくありませんが、司法試験受験生は、「F1ドライバー」に喩えられると思っています。F1では、レーシング・カーを運転するドライバーが常に脚光を浴びます。確かに、複雑なコースを巧みなハンドル・アクセル捌きで駆け抜けていく姿は、観客を大いに魅了します。しかしながら、F1ドライバーが、出走するに際しては、車体や部品のデザインを行う者、車体の整備を行う者、レース中に迅速にタイヤ交換を行う者など、多くのサポート・スタッフの活躍が不可欠です。レース後のドライバーのコメントを聞いていると、サポート・スタッフへの感謝を時間をかけて語るレーサーが多いことがわかります。司法試験においても、ハンドル(ペン)を握るのは皆さん自身ですが、皆さんが司法試験会場の席に着席するためには、皆さんを心から応援するご家族やご友人、ロースクール進学に際して推薦状を執筆してくれた方、本研究科の先生方などなど、多くの「サポート・チーム」が必要不可欠でした。
司法試験の「受験開始」の号令は、出走のシグナルです。感謝の気持ちとともに、ご出走ください。
もっとも、司法試験の場合には、コースアウトせずに、丁寧にコースを走り終えることが表彰台への条件になります。奇をてらうことなく、基本に忠実な運転を心がけてください。
長くなりましたが、お読みいただき有難うございました。
皆さんの挑戦を、心から応援しております。
2023.07.08 重要 司法試験と進路

【受験生への応援メッセージ⑪ 藤田雄士先生】

【受験生への応援メッセージ⑪ 藤田雄士先生】

司法試験頑張ってください。

プレッシャーもあるとおもいますが、ここまで来たら開き直って「なるようになる」という気持ちで試験に向かってください。

2023.07.07 重要 司法試験と進路

【受験生への応援メッセージ⑩ 小林祐紀先生】

【受験生への応援メッセージ⑩ 小林祐紀先生】

試験当日は焦りや不安もあるかもしれませんが、
目の前の問題は既に皆さんが必ず学んできた内容です。
落ち着いて、実力を出しきってきて下さい。

2023.07.06 重要 司法試験と進路

【受験生への応援メッセージ⑨ 吉田英男先生】

【受験生への応援メッセージ⑨ 吉田英男先生】

 受験勉強お疲れ様です。
 試験日まで、体調管理に気をつけながら、
集中して勉強していただきたく思います。
 試験会場にて十分に実力が発揮できますよう、
祈念しております。

2023.07.05 重要 入試

【2024年度入試説明会を実施します!】

【2024年度入試説明会を実施します!】

A日程 2023年7月22日(土)  10:00オンライン   13:00対面    

B日程 2023年10月8日(日)  13:00オンライン

C日程 2023年1217日(日)  13:00オンライン 

参加ご希望の方は、

   ①氏名(フリガナ)

   ②ご所属(大学・ご職業等) 

   ③個別相談会の参加希望の有無

を明記の上、ryu-law@w3.u-ryukyu.ac.jp までメールをお送りください。追ってZoomのURL等をお知らせ致します。

皆様のご参加をお待ちしています!!

 

※取得した個人情報は説明会の実施目的以外に使用しません。

2023.07.04 重要 司法試験と進路

【受験生への応援メッセージ⑦ 宮城哲先生】

【受験生への応援メッセージ⑦ 宮城哲先生】

 琉球大学法科大学院の修了生は司法試験に合格できる力は十分持っています。大切なのは,絶対に合格するという強い気持ちとどうやって合格点をとるかという冷静な戦略です。これから本番に向けて次のことに気をつけてください。
①絶対合格するという強い気持ちを持ち,試験前や試験中に何が起ころうがそれを言い訳にせず,最後まで合格をあきらめず全力を尽くしてください。
②本番で失敗はつきものです。多少失敗しても合格できるので,ミスを引きずらず,すぐに切り換えて次やるべきことに集中しましょう。
③論文式試験は,まずは問いに答えることが大切です。考えたことのない問題や難しい問題も出ます。しかし,それは応用力を試しているのであって,知らないのは当然であり,正しい答えもありません。問題文をよく読み,問いに答える過程で,問題となっている条文・判例等の基礎的知識があることを簡潔に示しつつ,応用問題では事案に即した悩みをみせて条文や判例の趣旨から法律家らしい一応の思考ができることを示せれば十分合格できます。とにかく条文と事実を重視し,問いに答えることが大切ですので,そのことを忘れないようにしてください。
④短答式試験は,満点を取る必要はないので,解らない問題に時間をかけず,解る問題を確実に正解することを心掛けるといいと思います。
⑤合格の可能性を高めるためには,勉強以外のことへの配慮も重要です。感謝の気持ちをもって生活し,特に体調管理等には最善を尽くしてください。
皆さんの合格を心からお祈りしています。

2023.07.02 重要 司法試験と進路

【受験生への応援メッセージ⑥ 宮尾徹先生】

【受験生への応援メッセージ⑥ 宮尾徹先生】
合格するためには、前提として、最後まであきらめないことが必要です。これまでの努力の成果を示せるように頑張ってください。今年からは、近いところから応援しています!
2023.06.30 重要 司法試験と進路

【受験生への応援メッセージ⑤ 齋藤実先生】

【受験生への応援メッセージ⑤ 齋藤実先生】
 いろいろな気持ちで、司法試験前の時間を過ごしていると思います。私は、ただただ不安な気持ちでした。私も「気が付いたら、司法試験が終わっていたらどんなに良いだろう。」と真剣に何度も思い、試験前は歯が痛く、微熱があるような気がしました。ついに試験前日は緊張のあまり一睡もできませんでした。
 ただ、合格後、このような思いで司法試験に臨んだ人は、私一人ではありませんでした。むしろ、このような思いだった合格者は多数派だったと思います。

 まずは、司法試験を受験できるところまで来た自分に自信を持ってください。法科大学院の入学準備をし、法科大学院で学び、司法試験の勉強をし、試験場にたどり着くまでの過程がどれほど長かったか。人生をかけた時間を過ごしてきたはずです。また、自分の努力とともに、周りの支えてくれた方々がいらして初めてこの場にたどり着いたはずです。そして、同じような夢を持ちながら、残念ながらここまで来られなかった人は本当に多くいます。その人たちの分も司法試験に臨んできてください。
 もう一つ考えていただきたいのは、今、人生最高のチャンスが目の前にあることです。司法試験はプレッシャーの場かもしれませんが、チャンス、しかも人生最高のチャンスを与えてくれる場でもあります。司法試験合格後の人生には様々な可能性があります。プレッシャーに押しつぶされそうになったら、今、大きな晴れ舞台に立っていることを噛みしめて下さい。

 さて、試験が始まったら、まず設問を3回読みましょう。多くの答案が設問に答え切れておらず、取れる点を落としています。設問の読み方で、点数は大きく変わります。「設問に答える」。司法試験で問われている究極はこれです。司法試験で受かるのは、自分が用意してきた論点を書く人ではありません。設問に素直に答える人です。設問をオウム返しにして答えることを心がけるだけでも、点数が必ず上がります。
 次に、問題文を重要と思う箇所には印をしながら読み進めてください。答案構成をする前に、問題文は少なくとも2回は読みたいところです。その上で、答案構成に入ります。答案構成は勝手にせず、設問に沿って答案構成をすることがコツです。当然ですが、忘れがちなのは、その事例を解くために必要な条文をあげることです。そして、条文をあげたら条文を要件に分解し、要件を提示してください。要件の中で、必要な定義や規範があれば、それをできる限り正確に書いて。この際に、論点があるのであれば、論点を書くと良いでしょう。最後は、あてはめです。要件に対応してあてはめてください。せっかくあげた定義や規範のキーワードは正確にあてはめに書き入れてください。定義や規範とあてはめが対応していることこそ、採点者が見たい重要なポイントです。答案構成が終わったら、もう一度、ざっと問題文を読むと良いでしょう。ここで落としている事実がないか、再確認して下さい。事実を1つ拾えば、1点は上がります。
 さて、書き始めますが、その前に残り時間を確認してください。この残り時間であれば何ページ書けるか計算してください。次に、答案構成から、だいたい何ページかかる答案かを予測してください。残り時間内にかけるページ数であれば問題ありません。残り時間で書けない場合には、慌てずに。答案構成全体のボリュームを圧縮してください。ただ、答案構成であげた項目は落とさずに。せっかくあげた項目の点数を落とすことになります。あとは一気に書き上げます。

 最後に、短答が大の苦手だった私から、短答突破のコツを一言。「出来ると思った問題を全て正解する」に尽きます。出来ると思える問題がいくら少なくても構いません。出来ると思った問題を全て確実に取ってください。少しでも時間が余ったら、出来たと思った問題を見直してください。見直せば点数は上がり、合格の可能性は飛躍的に上がります。

 私は、試験場でガタガタと震えながらも、「負けたくなかったら強くなる」と思っていました。皆さんが試験場で心の強さが少しでも出せることをお祈りしています。
 誰のためではなく、ただ自分のために、自分の人生を切り開いてください。